(撮影年代不明 両国橋 514号 土木図書館所蔵 絵葉書)
※土木図書館より公開許可を受けています

東京市街鉄道1形(1〜499号)
東京鉄道251形(251〜749号)
東京市電251形(251〜749号)

※写真は車号から明治39年以降の東京鉄道251形時代、
あるいは明治44年8月に東京市電引継ぎ後の姿と推定される

解説

誕生
現在の東京都電の起源は明治15年(1882年)に誕生した東京馬車鉄道に始まる。
これを電車化した東京電車鉄道(明治36年(1903年)7月22日開業)が東京で初の路面電車。
同年9月15日に東京市街鉄道、翌37年12月8日に東京電気鉄道が開業し、この時代3つの電鉄会社により運営されていた。
明治39年にはこの3社が統合され東京鉄道に、さらに明治44年8月に東京市電気局が創設され、東京市電に。
昭和18年に東京都電となり現在に至る。
この車両はこのうち、明治36年9月15日に開業した東京市街鉄道の1形として開業時の明治36年から39年にかけ、何と499両も製造された。ちなみに、東京電車鉄道1形(250両製造)、東京鉄道時代の明治40年に新造された750形(30両製造)と同形態で、素人目には見分けがつくにくい。
特徴
側面の窓は8枚、10枚のものがあったようだが、博多へ来たものは大塚工場の8枚窓であった
その後
明治39年に東京鉄道に統合され251形となるが、改番は原番号順には行われなかったよううだ。東京鉄道時代に更新修繕が行われ、様々なスタイルに変身したが、原形車は福博電車の他、函館水電(後の函館市電)、横浜市電、王子電気軌道、箱根登山鉄道小田原市内線、岩国電気鉄道などへ47両売却されている。
明治44年8月に東京市電になった直後、日比野焼打事件で17両が、また、大正8年に22両、大正10年に10両、大正12年に39両、大正14年に2両を車庫火災で失い、大正12年の関東大震災で98両を焼失、そのほとんどを戦前に失っている。


経歴表

明治36〜39年頃

東京市街鉄道が1形として新造

明治39年9月11日 東京鉄道に合併、251形に改番

明治43年3月9日

福博電気軌道が開業時に15両購入

明治44年8月1日 東京市電251形に


参考文献
都電車両総覧(平成11年5月 江本廣一著 大正出版)
福岡・北九州 市内電車が走った街今昔(平成14年4月 奈良崎博保著 JTBキャンブックス)

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